目次
ホジュン~伝説の心医~を観る方法・動画配信状況
U-NEXT | 動画配信中 ホジュン~伝説の心医~を今すぐ観る |
---|---|
FOD | 動画配信中 ホジュン~伝説の心医~を今すぐ観る |
dTV | 動画配信していません その他の韓流ドラマを今すぐ観る |
amazon prime video | 動画配信中 ホジュン~伝説の心医~を今すぐ観る |
NETFLIX | 動画配信していません その他の韓流ドラマを今すぐ観る |
ホジュン~伝説の心医~のあらすじ・レビュー・感想まとめ ※一部ネタバレ含む
いま男女問わず大人気の韓流ドラマ、梨泰院クラスのレビュー・感想やあらすじをまとめてみました。
男性でも面白いの?と思っている方にこそ見てほしいレビューです。
ホジュン~伝説の心医~の感想1(女性・50代)
【ホジュン~伝説の心医~】作品紹介1
時は朝鮮王朝宣祖の時代から光海君にかけての時代。
能力がありながら庶子の生れであるがゆえにさげすまれ、自暴自棄になっていたならず者の男が師となる名医に出会ったことをきっかけに王の主治医にまで上り詰めるサクセスストーリーです。
現代に残る世界記憶遺産「東医宝鑑」を完成させた偉業を遺し、伝説の心医となるまでの波乱万丈の生涯から目が離せません。
実在の人物を描いたものであり、韓国でも大変な視聴率を記録したのだそうです。
韓国には「ホジュン博物館」もあり、観光で訪れたことのある方も多いのではないでしょうか。
【ホジュン~伝説の心医~】おすすめする人・理由1
韓国ドラマには面白さのツボがあるように思います。
一つは愛憎復讐劇、もう一つはどん底の境遇にある人間が幾多の苦難をものともせず自らの努力でてっぺんまで上り詰める、というサクセスストーリー。
どちらも見ていて小気味よく、速い展開のドラマの流れから目が離せません。
「ホジュン」に関しては言わば伝説の心医誕生までのサクセスストーリーという面白さに加えて、見どころがもう一つ。
主役のホジュンを演じている俳優が1999年放送の作品「ホジュン 宮廷医官への道」ではベテランのチョン・グァンリョルが演じています。
一方、2013年放送の作品「ホジュン~伝説の心医~」ではキム・ジュヒョクが主役を好演。
お二人の違う魅力で違ったホジュンが見られます。
ほぼストーリーは一緒なのですが、演じる人によってこんなにも違うホジュンが見られるとは…実際のホジュンはどんな人物だったのでしょう。
400年前の朝鮮に思いをはせてみませんか。
【ホジュン~伝説の心医~】感想1
朝鮮時代は身分制度がはっきりしており、両班でない限り科挙(官吏の採用試験)を受ける資格すらない…。
いくら優秀でもです。
ホジュンは軍官の父から生まれたのに、母親が側室であるため庶子の扱いを受け、本妻に母子共々さげすまれた生活をすることになります。
自分の運命を呪い、自暴自棄になってご法度の密貿易に手を染め囚われの身となったホジュン母子を父親が遠方に逃がすところからホジュンの運命が開けていくのです。
別れ際に父親がホジュンに放った「身分や出自など関係ない、自分で道を切り開け」という言葉がホジュンのストーリー全てに渡る伏線になっているように思います。
逃げて流れた先で世話になった名医ユ・ウィテを師と仰ぎ、密貿易の過去を伏せながらひたすら医術の修行に励むのですが、身分の上下を問わず目の前に苦しむ患者を全身全霊で助ける姿。
さらに、人々から疎まれるハンセン病患者の世話もいとわない姿。
ホジュンの中には父や師と仰ぐ人たちのこういった信念が脈々と受け継がれていると言えます。
ドラマ中、賤民には高額で手の出ない王宮で使うような漢方薬の代わりに、どこにでも生えている草花や野菜、生き物を使って治療するシーンが何度か出てきて、へぇーと思う場面もいくつか。
現代医学の科学的な根拠があるかどうかは別として、身分で命の選別をしてはいけない、とするホジュンの執念が毎回放送で見て取れるのです。
【ホジュン~伝説の心医~】まとめ
チョン・チョン・グァンリョル演じるホジュンとキム・ジュヒョク演じるホジュン。
今回ご紹介のキム・ジュヒョク版ホジュンは前回のストーリーをさらに人間臭く細かに描いているように思えます。
時代劇「武神」でもりりしい姿だったキム・ジュヒョクは残念ながら2017年に突然の交通事故でお亡くなりになり、残念でなりません。
キム・ジュヒョクが親子二代に渡って演じたと言われるこだわりの作品ホジュン。(父キム・ムセンは1975年にホジュンを演じています。)
キム・ジュヒョクの作品への思い入れを感じながら視聴するとまた一味違って見えるかもしれません。
ホジュン~伝説の心医~の感想・レビュー2(女性・40代)
側室の子として育ち、自堕落な生活を送るホ・ジュンが、名医であるユ・ウィテの元で医師としての修行を積み、やがて心医を志すようになります。ですが、それは険しい道のりの始まりにしかすぎませんでした。
科挙に合格し、王宮医官になるも、そこには差別や屈辱、そして妬みが渦巻くなか、ジュンはひたすらに心医への道を突き進むのでした。
この作品は、一人の医師のサクセスストーリーというだけではありません。そこには、人間同士の愛情や助けあいの心が描かれています。ひたすらにジュンを支え続ける母親と妻のひたむきな愛。そして、師匠であるウィテからの厳しくも優しい教え。そして、かつてはライバルでもあったウィテの息子であるドジとの和解。様々は苦難の中に、ジュンは多くの人と出会い、その試練を乗り越えてきました。
名医というのは、ただ医師としての技術が素晴らしいだけではなれないのだということを教えてくれる作品です。
このドラマで対照的に描かれているのが、ジュンとユ・ドジです。
ウィテの息子であるドジは、医術は素晴らしいものがありましたが、大切な患者を助けたいという心がありませんでした。
科挙を受けに行く前、助けを求める村人を助けず科挙に合格したドジと、村人を見捨てることができず、結局、科挙を受けることさえできなかったジュン。ですが、この瞬間に二人の差ははっきりとしたのです。
ウィテの怒りを買い勘当されたドジと、医師としての志を認められたジュン。ウィテは、ジュンに自分が与えられるものをすべて与えてくれました。
医師として大切なことを、まさに身をもって教えてくれたのです。ですが、その事実は更にドジを追い詰め、彼を焦らせました。引き返さないところまで追い詰められたドジを、ジュンが救った瞬間。二人の心がやっと通いあうことができて、本当に嬉しかったです。
そして、ジュンを支え続けた妻のダヒの姿もまた印象的でした。どんなに貧しくても耐え続け、ジュンを励まし支える彼女は、まさに内助の功という言葉がピッタリです。そして、そんなダヒをジュンも心から愛していました。
ジュンと、その妻ダヒの物語も見所です。
生涯を通して心医を目指し続けたジュン。最後の彼の選択は、まさに医師としての彼のすべてが込められていました。
最後の最後まで患者に寄り添い続けたジュンの最期と、その姿に泣き崩れるダヒの姿が印象的でした。
このドラマは、ホ・ジュンという一人の医師の生きざまを描いた作品です。
彼が自分の生き方を見つめ直し、そして心を入れかえていく姿に、人は何度でもやり直すことができるのだということを知ることができました。
人の命を救うという真の意味を教えてくれるだけでなく、人が人を許すということがどれだけ難しいことか、そして、権力や誘惑に負けないことの心の強さを教えてくれます。
今日の医術の進化は、こうした医術に真摯に向き合った医師たちのおかげなのだと生き方をことを改めて思いました。