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やっぱり原作が一番!TVドラマファンにもおすすめ!漫画「ごくせん」

ごくせんのアイキャッチ画像

笑えるけれど内容もあって涙もある作品

テレビドラマでも大ヒットした学園コメディと言えば、ジャージ姿で教壇に立つヤンクミこと山口久美子先生が主人公の漫画「ごくせん」ではないでしょうか。
もともとは集英社のYOUコミックスから販売された全15巻完結の作品なのですが、テレビドラマとなってからは、たくさんのシーズンが作られて、2002年から3作品が作られましたし、2009年には映画化もされましたよね。

そんなごくせんは、任侠一家の孫娘として生まれた女性教師が、任侠という背景を隠しながら高校教師として生徒たちと格闘するというストーリーになっています。
そして、何の因果か担当することになるクラスというのは、問題を持っている子供ばかりが集められているクラスなのです。
イカツイ出で立ちに生意気な態度、自分が先生だったとしたら、きっと1週間持たないだろうな、なんて恐怖におののいてしまいそうな生徒ばかり。
彼らを目の前にして、ヤンクミ先生は一歩も引くことがないどころか、生徒の心をギュッと掴んで立派な生徒に変えてくれる、という何とも感動的なストーリーに仕上がっています。

笑えるからコメディとして読みたい

学園ものの漫画作品には、いろいろなテーマがありますよね。
恋愛ものとか友情ものとか、教師と生徒の禁断の愛とか、漫画の世界なので何でもアリなわけですけれど、ごくせんは、基本的に怖さがほとんどなくて笑えるコメディ色が強い作品です。
疲れている時に読めば、何も考えずにストーリーが頭の中に入ってきますし、ドジなヤンクミの仕草でクスっと笑ってしまったり、思わず吹き出してしまったりすることもあるでしょう。
しかし、笑って終わりというわけではなく、生徒と先生の絆が描かれていたり、友情など感動できる内容も盛り込まれていたりするので、1巻読み終えるごとに気分がスッキリと晴れ晴れしてくれるはずです。
読んでいて、自分が高校生だった時のことを思い出してしまう人もいるかもしれませんね。

ドラマが先でも漫画が先でも楽しめる

おなじ原作が漫画とドラマなどになると、最初に漫画を読んだほうが楽しめるのか、それとも最初にドラマを見たほうが楽しめるのか、いろいろ意見は分かれるでしょう。
しかしごくせんの場合はとにかく面白いので、ドラマを先に見た人でも、漫画を先に読んだ人がドラマを見る場合でも、楽しめます。
お決まりのセリフなどは、ドラマでも漫画でも共通しているので、そろそろ来るシーンかな、と思ったら、やっぱり言った!ということが良くありますね。
その点も、この作品の楽しいポイントです。