BL(ボーイズ・ラブ)は漫画の世界ではすでに市民権獲得
テレビの中ではようやく映像として登場する機会が増えたBLですが、漫画の世界ではすでにたくさんの作品が登場していて、BLと言っても誰も驚かないほど広く浸透していますし、漫画の世界ではすでに市民権を得ていると言っても過言ではないでしょう。確かに、テレビや映画などの映像の中でBLを描くと、どうしても生々しくなってしまう傾向にありますから、爽やかなBLを描くことは難しいのかもしれませんね。漫画の中なら、美しいイケメンたちの恋愛模様を見事に描くことができますし、キモイとかエロイという感情を持つことなく、ウットリしながら読める作品が充実しています。
イケメンばかりだから女子に大人気
そんなBLを描いた作品の中でも特におすすめの漫画には、「先生は仏頂面してやってくる」があります。この作品は、甥っ子の送迎をする独身イケメン男子の由良が、同じくイケメン独身男子である保育士の加地先生に恋をしてしまうというストーリーです。ただ、最初から由良が恋愛光線ビームを放っているわけではなく、由良が交際していた相手から振られてしまい、その後でホモ野郎という傷つく言葉でののしられている時に、加地先生が恋人のふりをしてかばってくれる、という所から二人の距離が急接近していきます。
まだストーリーは始まったばかりで、この先どんな風に展開していくのかは続きを読みながら待たなければいけませんけれど、加地先生も由良も共にイケメンなので、女子の愛読者にとっては目の保養としても楽しめる作品ではないでしょうか。無愛想な保育士とBLに臆病になっているサラリーマンの恋愛模様を描いたこの作品は、もしかしたら将来はテレビドラマ化されるのではないかという期待を持たせてくれるほど、最初からワクワクするスタートを切っている作品ですね。
BLだって甘く切ないラブストーリー
男子同士の恋愛でも、やはり恋に切なさはつきものですよね。「先生は仏頂面してやってくる」では、由良と加地先生の甘くて切ない恋愛模様が描かれているわけですけれど、すれ違いなども見事に描かれているし、BLのセックス事情などについても触れています。内容的には濃く充実していますけれど、エロさが前面に押し出されているようなわけではなく、生々しい感じもないので、甘く切ないラブストーリーとして読むことができます。女性のファンはもちろんですが、男性の愛読者もこれから増えていくかもしれませんね。
