まつりの登場で絆が深まった柚子と芽衣。
4巻では新しくニナとサラの双子の姉妹が登場します！
柚子、芽衣、ニナ、サラの四人がそれぞれの感情で行動する様子に読者も振り回されること間違いなしです。
自分の大切な人のために真っ直ぐに行動できる女の子たちばかりが登場するcitrus4巻。
目次
citrus3巻までのあらすじ
芽衣から迫られた柚子は自分の気持ちからも芽衣からも逃げてしまう。
気まずい雰囲気が漂う中、柚子たちは修学旅行へと向かっていく。
よりによって修学旅行へ出発する日の朝に柚子は寝坊し、必死に走ったが新幹線は出てしまっていた。
落ち込む柚子だったが東京駅で出会った、同じく集合時間に遅れたニナとともに修学旅行先である京都へ向かうことになる。
「運命の人に出会った」というニナに、柚子は自分のモヤモヤを相談する。
ニナに励まされる柚子だったが、京都で芽衣との距離を縮めることはできるのか。
サラの思惑も組み合わさリ、柚子と芽衣の間に最大の障害が出現する！
citrus 感想、見所：ニナの言葉に百合好きがはっとさせられる4巻
すれ違う柚子と芽衣が毎回もどかしい！
サブロウタ先生は百合好きをヤキモキさせるのが本当に上手です。
前回の3巻は芽衣から迫られる展開で終わっていました。
今までも芽衣は柚子を振り回す行動ばかりしていますが、今回はまた格別です。
その結末が見たくて4巻を買った！という人も多いでしょう。私もその一人です！
悲惨な結果になってしまったクリスマスから、話は修学旅行へと移ります。
citrusの最大の魅力は展開の速さです！
前回はまつりが、今回はニナとサラの双子の姉妹がキーパーソンです。
特にニナの強さにはびっくりしました。
百合マンガですが、citrusは女の子同士の恋愛を推奨する世界観ではありません。
芽衣に最初に婚約者がいたように異性と恋愛するのが普通の世界です。
むしろお嬢様学校という設定がある分、他の百合マンガより同性愛に厳しい側面さえあります。
柚子もそれを意識してしまって逃げたように思える展開でした。
ニナはそれを全て吹き飛ばす強さを持っています。
「好きな人が女のコかどうかなんて関係ない」と断言できるのは、大人になっても難しいことですよね。
それをニナは軽々とやってのけてしまいます。
その上、柚子と好きな人かぶることになっても、柚子を応援するんですよ！
サラからすれば「お姉は我慢ばっか」と言いたくなる気持ちはよくわかります。
どちらにしろ柚子はニナの言葉に背中を押されて、芽衣へと自分の気持ちを伝えます。
まっすぐな柚子のまっすぐな言葉。それが芽衣にどう変化を与えるのか楽しみです。
登場人物も増え始め、人間関係も複雑になり、これからの展開が楽しみな4巻でした！
citrus 4巻 総評：柚子が芽衣へまっすぐぶつかっていく様子に胸が熱くなる
修学旅行なんて、ただでさえワクワクしがちな学校行事です。
そこに新キャラクターたちが登場し、物語はさらに進んでいきます。
最初は謎めいた芽衣に振り回されるだけだった柚子が、きちんと相手のことを考えて行動し始めます。
相変わらず読めない行動ばかりの芽衣ですが、柚子を意識してるのは丸わかり！
柚子の背中を押すキャラクターたちに涙腺が刺激される4巻でした。
次巻ははるみの姉もついに登場しそうですし、まだまだ目が離せませんね。
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