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【学生百合漫画10選】GL/百合好きなあなたにおすすめの人気学生百合漫画10選

「おすすめの百合漫画が知りたい」
「学生百合漫画が読みたい」
「社会人百合ではない!百合は学生に限る」
と思っているあなたにおすすめしたい学生百合漫画を10作品選びました!

最近では百合ジャンルも数多くの作品が見られるようになりました。
社会人百合やおねロリなど、多種多様なジャンルが開拓され百合好きの心を癒やしています。
しかし、当初、百合は「学生時代の少女たちの絆」を示すジャンルでした。
原点にして、至高はやはり学生百合!
完結した作品から現在連載中の作品まで、読まなきゃ損する『おすすめの学生百合10選』を紹介します。

シリアスに女の子同士の恋愛を描いたものから、友達以上恋人未満の固い絆まで学生百合と一口に言っても色々あります。
学生百合を多く見れば見るほど、他の百合ジャンルも輝いて見えます。だって、学生百合は基本ですから!
自分の好きなジャンルを見つけるためにも、学生百合という少女たちの秘密に踏み込んでみましょう。

おすすめ『学生百合漫画10選』

1.ふたりべや
2.ギャルとオタクはわかりあえない。
3.あの娘にキスと白百合を
4.とどのつまりの有頂天
5.GIRL FRIENDS
6.加瀬さんシリーズ
7.Citrus
8.私の百合はお仕事です!
9.捏造トラップ―NTR―
10.ささめきこと

おすすめ『学生百合漫画10選』

1.ふたりべや

最初に紹介するのは『ふたりべや』!
作者は他にも百合短編集などを出している雪子先生です。
現在、6巻まで刊行され、まだ連載が続いている人気作です。

連載を通して描かれるのは、寮制の学校に入学した桜子とルームメイトのかすみの生活。
5巻からは大学生編に突入し、ちょっと大人っぽくなった二人が見られますよー。
基本的にゆるーい雰囲気で2人の学生生活が描かれていて、見ているだけでとても癒やされるんです!
日々の何気ない生活の大切さを再認識させてくれる作品です。

物語は高校への入学式から始まり、桜子たちのちょっとした学校生活が細やかに描かれます。まるで桜子たちと一緒に学校生活をしている気分になれる作品です。
1話ごとに季節が進むため、季節のイベントや学校生活も満載です。
時間の経過が存在するので、学年が上がれば後輩もできます。桜子たちの隣に入寮する後輩たちも個性的で、可愛らしい!
お嬢様とヤンキーが同室になるなんて、寮だからこそありえる状態ですよね。
この二人はこの二人で、百合的に美味しい匂いがします。

現在も連載が続いているのも嬉しいですね。大学生になった桜子たちは、また一段パワーアップしています。
大学に入っても二人暮らしを続けている2人の関係から目が離せません。
何も約束していないのに「ずっと一緒にいる気がする」と言ってしまえる関係は羨ましい……!

付き合っているとは明言されていないものの、恋人でしょ!と言いたくなるシーンがそこかしこに散りばめられています。ふたりの緩やかだけど、さり気なくイチャイチャする関係に癒やされること間違いなしです。

特に注目したいのは、上でも書いた高校の後輩である硝子ちゃんと芹お嬢様! 加えて、大学の同級生であるモカと小瑠璃の二組。
この二組は『ふたりべや』の連載で、しっかり交際関係が描かれています。(後輩組に至っては告白シーンが読み切りになってる)
つまり、ばっちり付き合ってるんですよ!!
百合好きとして目を離すことができない二人組でしょう。
単行本には告白話以外にも多くの番外編が収録されています。キュンキュンせずにはいられないお話ばかりなので、ぜひ単行本で楽しむことをオススメします!

基本的に4コマ形式で進んでいくので、一年間の学校生活もあっという間です。
雪子先生も「まだまだ描いていない桜子とかすみの生活がある」と言うくらい、あっという間に1年が過ぎていきます。自分で隙間を妄想するのも面白いかもしれませんね!
桜子とかすみの、緩くてほっとする日常生活を一緒に楽しみましょう!

『ふたりべや』を購入する

2.ギャルとオタクはわかりあえない。

河合朗先生が描く『ギャルとオタクはわかりあえない。』に騙されてはいけません。
タイトルから「ギャルとオタクの百合なんだろう」と簡単に考えて読み始めると、あっという間にギャルオタの世界に引き込まれます!

主人公であるギャルの早乙女まりあには秘密がありました。TENという地下アイドルを追っかけているということです。
TENちゃんのためなら、どんな苦労もいとわないまりあは、握手会付きCDをゲットします。その握手会でライブも終わり無事握手も終えたところで、具合が悪くなってしまったまりあ。
帰ろうとしたときに、TENちゃんの秘密を知ってしまいます……なんと彼女はまりあの同級生である音無だったのです!

お互いに秘密を抱え込んだ正反対の2人のハチャメチャな日常がテンポよく描かれている作品です。
まりあがとにかくTENちゃんを好きすぎて、彼女一人で「ギャル」と「オタク」の二人分を担ってしまいます。
じゃ、まりあが音無を追いかける漫画なのかとと言えば、その反対なんです!

ギャルであるまりあはコミュニケーションが大得意で、出てくる女のコとあっという間に仲良くなってしまいます。そんなまりあに、こっそりとヤキモチを焼く音無の可愛らしさが堪りません。
最初はお互いに秘密を握り合うだけの関係だったのに、段々と友人として仲を深める2人にニヤニヤできます。

まりあと音無以外にも良いキャラクターがたくさん登場します。
アイドルサイドの登場人物としては、ミッチーとまりんちゃんに注目してもらいたいことろ!
この2人はTENと同じ地下アイドルとして活動しています。それぞれのアイドル活動を見るだけでも面白いですが、彼女たちはTENの正体を知りません。すれ違いまくるキャラたちに、笑いがこみ上げてきます。

彼女たちによって、音無のツンデレっぷりが顕になります。
まりあは基本的にTENちゃんにしか興味がない人間なので、ミッチーやまりんちゃんにもアイドルというより、友人として接します。音無はそんな様子を見て嬉しいやら、ヤキモキした気持ちを抱くやら、一人てんやわんやしております。
「早乙女さんなんか好きじゃないんだから!」と言い聞かせる音無は、ツンデレを体現したようなヒロインに。まりあ以外には大人しくて、人見知りするところも可愛らしさ抜群です。
音無自身がまりあにしか心を許していないことに気づくのはいつになるのか、見守っていきたいです。

現在、4巻まで刊行されていますが、連載が進むにつれて、まりあのモテ具合がヒートアップ!
まりんちゃんをはじめめ、実の妹さえキュンとさせる百合っぷりを味わえます。
元々コミュ力が高くて、性格も面倒見がいい姉御肌のまりあ。
メイド喫茶で何故か男装してバイトを始めたりと、これからの展開が気になる所です。
まぁ、そんな状況になってもTENちゃんにしか興味がないあたり、さすがの主人公です。

『ギャルとオタクはわかりあえない。』を購入する

3.あの娘にキスと白百合を

『あの娘にキスと白百合を』はタイトルや表紙からして、百合好きを惹きつけるために存在しているような作品ですよね。もちろん、中身も期待を裏切らない百合の嵐!
一世を風靡した「マリア様がみてる」を、さらに進化させたのが『あの娘にキスと白百合を』だと思っています。

10巻まで刊行されていて、出てくるキャラクターも膨大です。
短編連作形式で一組だけの百合に限らず、様々な組み合わせの女のコたちを楽しむことができます。
友情から恋愛、執着まで、学生百合で楽しめるすべてが詰まっていると言っても過言じゃない作品になっています!

舞台となるのは「青蘭学園」という女子校になります。
挨拶は「ごきげんよう」のお嬢様学校であり、偏差値も悪くない、キレイでお上品な学校です。学生たちが寮生組と通学組に分かれているところも面白いですね。
先輩後輩、同級生、部活、生徒会とあっちこっち行くので、最初は学校の設定についていくのが大変かもしれません。

メインとして登場する二人は「白峰さんと黒沢さん」です。
白峰さんはまさしく努力の人で、過去の影響から完璧な人間になるために様々な努力をしてきました。勉強も運動も一番でないとダメと思って頑張る彼女の前に、ライバルとなる存在が現れます。
それが黒沢さんです。

黒沢さんは白峰さんとは対照的に、特に努力もせずテストでは毎回白峰さんの上にいます。
いわゆる天才少女であり、自分を「天才」と言って遠巻きにしてくる人たちとは距離を置いていました。
そんな彼女の前に現れたのが白峰さんでした。

努力もせず自分の上にいる黒沢さんが許せない白峰さんは、黒沢さんにライバル宣言をします。「絶対に勝つ!」と意気込み白峰さんに、今まで真っ直ぐぶつかってくれる人がいなかった黒沢さんは嬉しくなります。
努力を重ねる白峰さんと、頭はいいけど人付き合いは苦手な黒沢さんを中心に『あの娘にキスと白百合を』は進んでいきます。

もうね、面白くないわけがないですよね!

ライバル関係にある、対照的な二人ってだけで、十分な百合を感じられます。
そこにライバルだからこそ、お互いを気にするっていう要素が追加されるんですよ。
特に黒沢さんは今まで自分と並ぼうとしてくれた人がいなかったので、白峰さんを素直に特別扱いします。いくら負けても食らいついてくる白峰さんが嬉しいんですよね。今まで負けるといなくなる人ばかりだったので。

白峰さんも白峰さんで、放っておいてもいいはずなのに、色々と不器用な黒沢さんの面倒をみてしまいます。
白峰さんは本当に真っ直ぐな人間で、ズルして勝つのは勝ったことにならないと思う人なのです。
完璧な状態の黒沢さんに、努力で勝つ。それが白峰さんの目標であり、宣言でした
こんな美味しい関係の二人がいる上、その周囲の百合まで楽しめる……『あの娘にキスと白百合を』は本当にオトクな百合作品です。

『あの娘にキスと白百合を』を購入する

4.とどのつまりの有頂天

まだ一冊しか出ていないながら、目が離せない作品と感じているのが『とどのつまりの有頂天』です!
作者はあらた伊里先生。この他にも『タワーリシチ』などの、コミカルな百合作品を描いていらっしゃいます。

『とどのつまりの有頂天』は、有頂天高校という絶海の孤島にある全寮制の女子校が舞台の作品です。
京都から有頂天高校に入学した美古都は言葉の訛りが恥ずかしくて友達に話しかけられません。そのため一人で、地元を思い出す有頂天神社にいるときが一番ほっとするという寂しい学生生活を送っています。
どんどんぼっち化していく美古都の唯一の友達が、生徒会に入っていて何かと面倒を見てくれる猫崎さんです。
猫崎さんはクールにみせかけて、かなり美古都を気にしています。彼女のおかげで、巫女部ができ、部室として美古都が公的に神社を使えるようにまでなりました。

この神社を「部室として使わせろ」と様々なメンバーが集まるところから、ハチャメチャな展開が始まります。
巫女部を含めた、新しい有頂天部という部の一員となった美古都と、美古都の推薦で顧問になった猫崎さん。
この二人のもどかしい百合が存分に描かれる作品です!

『とどのつまりの有頂天』は久しぶりに、私の百合センサーがビンビンに反応した作品でした。
舞台が孤島の女子校っていうだけでも、百合フラグは乱立しています。
中々友達ができず一人ぼっちの美古都と、生徒会役員であり、クールな印象を持たれている猫崎さんという対照的な二人が愛しいすぎる作品なのです!

しかも、あらた伊里先生は女のコの表情を書き分けるのがとても上手です!
前のページまでコミカルな展開になっていようとも、次のページでは世界を切り取ったように美しい百合の世界が咲き誇ります。
シリアスなシーンでは、まるで映画のように登場人物の表情が一コマ一コマ流れていきます。そんな美しい百合作品に、目を奪われないわけがないっ。
ふとしたことに照れたり、恥ずかしがったり、告白のような雰囲気になってしまう美古都を猫崎さんに悶えましょう。

美古都と猫崎さんをメインとして、他の有頂天部の部員も忘れてはいけません。
ケンカップルの匂いがする『昭和歌謡レコード部部員」に、幼馴染のタクヤと夜空(こんな名前でも両方女のコです)
この二人組からも、ばっちり百合の匂いがします。

幼馴染組は作中でも付き合っている描写がありますし、ちょいちょい挟まれるエピソードが恋人同士過ぎて尊い!
病弱とニートなんて生活力を疑う組み合わせですが、この二人に限ってはバランスが取れていて大丈夫そうです(笑)
部員以外にも百合を匂わせる描写が色々な部分にある『とどのつまりの有頂天』
これからどうなっていくか、非常に楽しみな作品です。

『とどのつまりの有頂天』を購入する

5.GIRL FRIENDS

私の百合のバイブル、森永みるく先生の『GIRL FRIENDS』になります!
百合が一般紙でも連載される今とは違う10年ほど前に、一般紙で編集長を騙して連載されたという伝説の作品であります。

森永先生の作品は好きすぎて、私の筆舌に尽くしがたい……!
でも、学生百合作品としてスルーするわけにもいかないっ!
ということで、全力で紹介させていただきます。

女子高に通う熊倉真理子(まり)は、追試で隣だったという理由からクラスメートの大橋亜希子(あっこ)と話すようになります。
明るくて元気なあっこに、大人しい性格のまりは憧れを抱きます。少しずつあっこと仲を深めていったまりは、自分の中の感情が友情の枠に入り切らないことに気づきます。

友人関係を続けるために感情を隠そうとしたまりは、ちょうど告白してきてくれた元同級生と付き合うことに。
「あっこも彼氏がいたことあるし」と思いながら、あっこのことが忘れられないまり。
そして、あっこもまりに惹かれている自分に気づき……と、紆余曲折しながら、恋人同士になる二人が描かれるわけです!

私が『GIRL FRIENDS』を好きな部分は、共感ポイントが多い所です。
百合好きとして一番美味しいのって「女のコが女のコを恋愛として意識する瞬間」だと思っています。
つまりは、恋に落ちる瞬間です。
今までただの友達だったはずの人が、自分の運命の人に変わるわけです。これこそ百合における一番の感動ポイントだと思っております!

『GIRL FRIENDS』は、話したこともなかった二人の女子高生が追試をキッカケに仲を深めていきます。
この徐々に仲良くなる感じが、まさしく女子高生の友情を表していて心に突き刺さります。
どこにでもいる普通の二人が、なぜか恋愛感情に発展してしまうというのが面白いところ。
友達のときは普通にできていたことも、相手を意識しだすと出来なくなるとか……尊すぎて昇天しそうにさえなります。

しかも「親友に恋している」と気づいたときのまりの行動がたまりません。
まりとしては、あっこの隣にいられなくなることが一番嫌なわけです。そのためなら普通を演じて、恋人をつくることも厭いません。
この潔さというか、自分の望みのために他を犠牲にするところに、百合の美味しさがてんこ盛りされています。

好きだからこそ回り道をした二人が、最終的に自分の気持ちに素直になって結ばれるなんて、幸せすぎる百合じゃありませんか!
この時代には珍しい「きちんと将来を見据えて歩む二人」まで、森永先生は描いてくれています。
最初から最後まで、学生百合の醍醐味を大盛りにした作品が『GIRL FRIENDS』なんです。
最後の方は、編集長を騙せなくなり(笑)足早になりますが、それでも面白さは変わりません。

『GIRL FRIENDS』は、あなたの百合を目覚めさせる一冊になることでしょう!

『GIRL FRIENDS』を購入する

6.加瀬さんシリーズ

実は映画化もされている加瀬さんシリーズ!
短編連作形式で、単行本も5巻まで出ております。その割に知名度が低い(ような気がいしている)ので、私の独断と偏見でご紹介します。
間違いなく、キュンキュンできる学生百合作品ですよ!

緑化委員をしていて体育は苦手で地味な山田と、対照的な陸上部で人気者の加瀬さんの学生百合が描かれています。
地味なヒロインが目立つヒーローを好きになる様子は、まさしく少女漫画そのものです。そして、陸上部で緑化委員なんて気にする必要もない加瀬さんが、山田が地味で大変な仕事をしていのを知っているのも良い!
百合作品は多々あれど、ここまで王道展開を見せてくれる作品はほぼありません。

加瀬さんシリーズを読む上で外せないのは、やはり胸のときめき!
百合ジャンルも充実してきて、様々な作品を読むことができるようになりました。
その中でも、加瀬さんシリーズは「女のコが好きな女のコ」好みの展開を見せてくれます。
山田がピンチになると颯爽と駆けつけてくれる加瀬さんのカッコよさと言ったら……。
陸上部で人付き合いも得意で人気者なのに、山田をしっかりと気にしてくれるのがたまらないですね。

少女漫画的展開というと「憧れだったり、思春期に見られる特有の感情なんじゃないの?」なんてことを言ってくる人もいるかも知れません。
山田はそういう少女漫画にいそうな典型的な人見知りの女のコです。地味な自分が少し恥ずかしくて、人が集まる場所は苦手。自分の意見を主張することも、基本的にしません。
ですが、山田は誰よりも自分の気持ちに素直で、真っ直ぐな女のコでもあります。

緑化委員なんて大変な仕事を選んだのも、植物が好きだから。
加瀬さんが好きなのも、ミーハーじゃなくて、キッカケがあります。
女のコを好きになることから一歩も逃げない姿は、まさしくヒロインです。

さて加瀬さんシリーズがどれだけ萌える百合か語ったところで、もう一つ。
加瀬さんシリーズは、これまで書いてきたように非常に萌える百合作品です。
甘い展開と加速していく恋心が「これでもか!」と描かれています。

しかし、ただの甘い百合作品だと思って読んではいけません。
加瀬さんシリーズは、きっちりと現実世界をベースにした世界観を維持しています。
女のコが女のコを好きになるのは普通じゃないという認識が周囲にはあります。

加瀬さんはそういう世界の中で「女のコを好きになるカッコいい女のコ」として描かれます。彼女は、女のコを好きになったことで傷つくことも経験しています。それでも、女のコを好きになる気持ちは留められないんです。
山田も地味で普通な女のコ(それどころか、初めて女のコを好きになった)のに、自分の気持ちに素直に加瀬さんに向かっていきます。途中、悩んだり、立ち止まったりしますが、彼女は好きという気持ちを変だとは思いません。

加瀬さんと山田を通して、真っ直ぐに人を好きになる素晴らしさを思い出させてくれる――そんな作品になっています。
荒んだ世の中に疲れたときに読むと心が洗われる気分を味わえますよ!

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7.Citrus

ここ数年の学生百合で一番ヒートアップした作品は、やはり『Citrus』でしょう!
純情ギャル×小悪魔生徒会長の義姉妹百合は、話題をさらいました。原作はきっちり10巻で完結。気になる続編が百合姫にて連載中と、まだまだ熱が続きそうな作品です。

母親の再婚で柚子は高校を転校し、さらには義姉妹までできることになります。
ギャルでありながら、まだ恋人がいた事がない柚子は、次の高校でこそ恋人を作ると意気込んでいました。
しかし転校した場所は女子校で、かなりのお嬢様学校である「藍原学院」。
ギャルと言うだけで浮いてしまう柚子は、初日から生徒会長に怒られてしまいます。
家に帰った柚子を待っていたのは、その生徒会長である芽衣が義妹であるという衝撃の事実でした。
正反対の二人の波乱に満ち溢れて生活が1巻から始まります。

『Citrus』を百合作品として読み始めた人の一番の難関は婚約者の存在でしょう。
なんと『Citrus』では、1巻でヒロインである芽衣が婚約者とキスをしているシーンが含まれております!
男が出てくるだけで衝撃的なジャンルなのに、キスまで致してしまう……ここを乗り越えられるかが『Citrus』を楽しめるかの境目になります。
この作品は芽衣がキスされているのを見てしまった柚子が、彼女を意識してしまうところから転がり始めると言ってもいいくらいです。

『Citrus』は熱いギャルである柚子が、芽衣という、傷つきやすくて分かりにくい女のコをひたすら追いかけるお話です。
最初は一方通行に見えていた柚子の愛情に、段々と芽衣も影響されていくのが、細やかに描かれています。柚子が主人公として芽衣に真正面からぶつかっても、芽衣は中々感情を出してくれません。
自分が恋している相手だからとはいえ、ずっと真っ直ぐ芽衣にぶつかっていける柚子はスゴイですよ!

また、忘れちゃいけないのが、柚子と芽衣を囲むキャラクターたちです。
柚子は本質から熱い性格で、芽衣以外にも多くの人を助け面倒を見ます。
そのすべてが、相手のことを考えての行動って……もうカッコ良すぎます(笑)
そんな柚子は、知らぬ間に色々な人を惹きつけます。

先輩から下級生、果ては対立していた人間まで、惹きつけてしまうんです!
親友であるはるみや、柚子を姉と慕うまつりなど、全員、どこか傷があります。
一筋縄ではいかないキャラクターたちが、自分の心に真っ直ぐな柚子に影響され、柚子を助けてくれる。最終巻のシーンは、柚子がしてきたことの集大成になっています。

まぁ、ごちゃごちゃ言いましたが、10巻完結で、それぞれ見どころ満載の学生百合が楽しめます。
絵柄もキレイで、タイプが正反対の二人が、毎巻ちょっとエッチく絡むのを見るだけでも十分楽しめる作品です。
最後まで走り抜けて、自分の気持ちを成就させた柚子を見てみてください!

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8.私の百合はお仕事です!

学生百合でありながら、仕事の部分も大いにある――そういう異色の百合作品が『私の百合はお仕事です!』になります。
この百合作品、タイトルで「お仕事です!」と言い切っているように「百合を匂わせるコンセプトカフェ」が舞台のお話なんですよ。

「コンセプトカフェって何じゃらほい?」(古い)という方に、簡単にご説明しますと「ある舞台設定を元にしたカフェ」になります。
『私の百合はお仕事です!』に出てくる舞台は「リーベ女学園」というミッションスクール(お嬢様学校)です。この学園内にあるサロンをコンセプトに、喫茶店に入る客をもてなすわけです。

つまり、お嬢様学校の学生という役割を演じながら喫茶店の仕事(給仕、注文受付など)をするカフェ!

「誰がそんなカフェを楽しむんじゃ!」となりますが、それはもちろん私達(百合好き)です。
お嬢様学校のサロンというだけで、ワクワクするのが百合好きというもの。
そこで「百合」を意識させる少女たちの振る舞いがあれば、長期滞在のためにお金も払いますわ。

「設定としての百合」なら「本格的な百合はないんじゃいの?」と思った方いますよね?
「そういう上辺だけの百合ならちょっと……」となる方もいますよね?
ご安心ください。
この『私の百合はお仕事です!』がスゴイのは、ここからです。

主人公である、白木陽芽は元々外面を作るのが大得意の女のコです。
その外面を使って玉の輿に乗るのが夢という、非常に現実的な性格で描かれています。
彼女がひょんなことから、上のコンセプトカフェ「カフェ・リーベ女学園」で働くことになってしまいます。
負けず嫌いな陽芽は、役割(百合っぽい関係)を必死に演じ、カフェに溶け込もうとします。カフェの設定など何も知らない陽芽は、雰囲気のまま凛とした佇まいの美月を「お姉さま」と呼んでしまいます。

「お姉さま」ですよ、「お姉さま」。
百合好きならば、その言葉の意味はわからないはずがありません。
この一言から、陽芽はカフェ全体を巻き込む、上辺の百合騒動に巻き込まれていきます。

と、ここまでが、わかりやすい百合。
カフェの中だけでも十分、百合百合しています。
それに加えて『私の百合はお仕事です!』は、その下に百合をもう一段忍ばせています。

陽芽がなぜ外面にこだわるかにストーリーは移っていきます。
実は陽芽には苦い経験があります。小学生の頃、友達だと思っていた子に外面をバラされて仲間はずれにされたというものです。
その因縁の相手こそ、同じカフェで働く美月だったんです!
陽芽と美月は元々同級生であり、お互いがお互いを忘れられないくらい強い印象を持つ相手でした。

カフェの設定の中で「姉妹」になった二人が、実は現実世界でも強い因縁で結ばれていたという、二重の設定が『私の百合はお仕事です!』最大の特徴になります。
好きだけに限らず、因縁や腐れ縁でも十分に楽しめる。これぞ、百合の醍醐味です!

その他にも、陽芽好きを公言する女のコが登場するなど百合好きとして見るべき部分が多すぎる『私の百合はお仕事です!』
百合好きならば、読むべき一冊です。

『私の百合はお仕事です!』を購入する

9.捏造トラップ―NTR―

アニメ化もされた『捏造トラップ―NTR―』!
作者はドロドロした百合を描かせたら並ぶものはいないコダマナオコ先生です。
幼馴染の由真と蛍、さらにその彼氏である武田と藤原を巻き込んだ、ドロドロの百合が見れます(笑)

小さい頃から一緒に育ってきた由真と蛍。蛍は小さい頃から可愛くて、よくいじめられていました。その蛍を助けていたのが由真です。
由真は自然と蛍とずっと一緒にいるんだと思って成長してきました。
しかし、その感覚は中学生になった蛍に恋人ができたことで終焉を迎えます。
そこから、よじれによじれた由真と蛍の百合が全編にわたって見られますよ!

由真は武田という良いヤツがいながら、蛍のことが気になって仕方ありません。
「女同士なのに」からウジウジと考える由真は見ていて焦れったいほどです。
無意識に蛍を一番大切にしているのに、蛍に彼氏がいることや小悪魔な様子に振り回されちゃうんですよね。
全6巻で完結している『捏造トラップ』ですが、ぶっちゃけ4巻くらいまで、かなり焦れったい展開が続きます。

蛍は一貫して小悪魔な女のコに描かれています。由真のように焦れったい部分はありません。
彼女の中で好きな人は最初から決まっているんです。それでいて「それ以外のことはどうでもいい」と思っている人間です。
つまり蛍は由真が好きで、由真が手に入らないこともわかってるから自暴自棄に近い状態になっているわけです。
そこに武田のことで悩んでいる由真が来るから、さぁ、大変。
諦めようとしていた由真についつい手を伸ばしてしまう蛍は、百合らしい、これ以上ないヒロインです……小悪魔だけど。

4巻まで武田との関係もあやふやだし、蛍との関係もあやふやだし、それでも蛍のことは知っていたくて、自己嫌悪する由真がずーっと描かれます。
コダマナオコ先生のスゴイところは、そんなウジウジした暗い展開が続くのに、ちっとも読む手が遅くならないことです。いたる所にキュンとするシーンがあって、暗い展開に落ち込んだ後もすぐに回復していまいます。

5巻以降の展開は非常にスピーディな上、由真のイケメン度が凄すぎて、惚れてしまいそう(笑)
男が出てくる百合ということで賛否両論ありましたが、非常に面白い作品に仕上がっていると思います。イチャイチャは多いし、百合ならではのひねくれ具合が見ものです。
最後、蛍のすべてを受け止める決心をした由真をぜひ見てやってください。心が震えます。

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10.ささめきこと

学生百合……いや、百合漫画を語る上で外すことができないのが『ささめきこと』です。
最初の方で、百合は思春期の少女たちのふれあいから始まったと書きました。しかし、中には思春期で終わらない人ももちろんいるわけです。
だって、好きなもんは好きなんですから。
そういう「思春期だけ」という枠に入っていた百合を、場外まで飛び越えたのが『ささめきこと』なんです!

『ささめきこと』は2人の少女の物語です。
空手の強い純夏(汐に片思い中)と女のコらしい汐(でも、女のコ好きを公言)。
最初は純夏の片思いかと思いきや、話が進むごとに2人の内面へと切り込んでいきます。
高校生活の半ばから、卒業するまでを見事に切り取った作品です。

この作品は「百合漫画を語る上で外せない」と言いました。その理由として、ヒロインである汐の存在が非常に大きいです。
汐は以前の学校で同性が好きということが広まり、イジメられ転校してきたという過去を持ちます。女のコなのに、女のコしか好きになれない自分にトラウマを持っています。
そんな彼女は純夏に出会うことで、少しずつ隠さないといけないと思っていた部分を表に出していきます。
百合というフワフワしていたものに、きっちり現実を突きつけた部分が『ささめきこと』にはあります。

そのため百合をファンタジーとして楽しみたい人には難しい作品でもあります。
きっちり「同性を好きになるのはおかしい」と定義されているので、世界が優しくありません。2人が怪しい雰囲気を出すたびに、周囲は大騒ぎです。
それを一歩ずつ乗り越え、時には後退もしつつ、話は進んでいきます。
周りの人にどう思われても、好きな気持を大切にして幸せを掴み取っていく。
ある意味、王道の恋愛漫画として『ささめきこと』はしっかりと成り立っています。

甘い優しい百合ばかりではなく、たまには辛口の百合もおすすめです。
「現実が一番甘くないんだな」と私達に教えてくれる作品でもあります。

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まとめ

おすすめ『学生百合漫画10選』でした。
完結した作品から連載中の作品まで、おすすめをピックアップさせてもらいました。
学生百合の良いところは、様々な作風を楽しめることにあります。
シリアスからコミカルまで、多種多様に描かれる女のコの恋を存分に堪能してください。
どれを読んでも、心が洗われること間違いなしですよ!

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